真木悠介樹の塾掲示板


【新しい本のお知らせ】(2018.6.3)(6.9追加)

この10年程構想してきた理論が完成し、コンパクトな書物として刊行したので、お知らせします。

『現代社会はどこに向かうか  高原の見晴らしを切り開くこと』(岩波新書)という本です。半分位は、すでに折々に発表してきた文章や、朝カルや樹の塾で時々話をしてきたことですが、全体のつながりとして、要約しました。

以下に目次を記します。ご関心のある項目があれば、読んでみて下さい。

なおこの本についての、質問、批判、感想を毎月第1日曜日の電話による「声の樹の塾」でも、メールでも大いに歓迎します。メールはいつでも歓迎ですが、(近年視覚障害の進行のため)レスポンスは電話とします。レスポンスの必要なメールの場合は、電話番号と、ご都合のよい時間帯とを記入して下さい。当方の電話は090-5758-1939、メールアドレスはm.mita.vc@gmail.comです。

(メールで初めての方の場合、セーフガードシステムが自動的に迷惑メールとまちがえて消してしまうことがあるので、件名に『現代社会はどこに向かうか』質問、等と記すか、別途電話の方の留守電に一言「メール送ったよ!」と入れておいて下さい。)

 

目次

序章 現代社会はどこに向かうか  高原の見晴らしを切り開くこと

    1 未来の消失? 現代の矛盾。

    2 生命曲線/歴史曲線。「現代」とはどういう時代か

    3 グローバル・システムの危機。あるいは球の幾何学

       情報化/消費化社会の臨界

    4 世界の無限/世界の有限。軸の時代Ⅰ/軸の時代Ⅱ

    5 高原の見晴らしを切り開くこと

 

一章 脱高度成長期の精神変容  近代の矛盾の「解凍」

    1 脱高度成長期の精神変容。データと方法

    2 「近代家族」のシステム解体

    3 経済成長課題の完了。「保守化」

    4 魔術の再生。近代合理主義の外部に向かう触手たち

    5 〈自由〉〈平等〉対〈合理性〉。合理化圧力の解除、あるいは減圧

    6 近代の理念と原則の矛盾。封印と「解凍」。高原展望

    補1 合理性、非合理性、メタ合理性

    補2 生活スタイル、ファッション、消費行動

        「選ばれた者」から「選ぶ者」へ

 

二章 ヨーロッパとアメリカの青年の変化

    1 ヨーロッパ価値観調査/世界価値観調査。データと方法

    2 幸福の高原と波乱

    3 「脱物質主義」

    4 共存の地平の模索

    5 共存の環としての仕事

    補 〈単純な至福〉

 

三章 ダニエルの問いの円環  歴史の二つの曲り角

 

四章 生きるリアリティの解体と再生

 

五章 ロジスティック曲線について

    1 グローバリゼーションという前提

    2 一個体当たり資源消費量、環境破壊量の増大による加速化

    3 テクノロジーによる環境容量の変更。弾力性。「リスク社会」化。不可能性と不必要性

 

六章 高原の見晴らしを切り開くこと

    1 総理の不幸

    2 フリュギアの王

    3 三千年の夢と朝の光景

    補 欲望の相乗性

 

補章 世界を変える二つの方法

    1 ベルリンの壁。自由と魅力性による勝利。

    2 二〇世紀型革命の破綻から何を学ぶか。卵を内側から破る。

    3 胚芽をつくる。肯定する革命 positive radicalism。

    4 連鎖反応という力。一華開いて世界起こる。

 

(6.9追加)

出版社より、「電子書籍版」の新刊案内用に、「インターネットによる若い人たち向けの内容案内」を頼まれました。下記のメモを送りました。出版社の方でこの前か後に少し書き加えるかと思いますが、材料としてわたしが送ったメモだけをコピーします。

 

この本の内容の大きいポイントのいくつかを記しておくと、次のようなことです。

 

・人間の歴史は今、第二の巨大な曲がり角、=三千年来の〈転回点〉に立っている。

・「近代社会」は、矛盾の産物であり、すでに音を立てての崩壊を開始している。

・青年たち、少女たちのリストカットも無差別殺人も、近代社会の崩壊の局面の一時的な現象である。

・原発等々、現代社会の「リスク社会」化という恐怖は、「経済成長」という強迫観念から覚めることによって脱却できる。

・新しい世代の価値と人生スタイルは、〈シンプル化、素朴化、ナチュラル化〉という方向に向かう。

・経済成長の終了の後に、無数の〈永続する幸福の世界〉が一斉に開花する。

 

「まさか!」と思う諸君も多いと思うが、そこは本書のデータと分析を読んで下さい。

【樹の塾の休塾について】(2017.2.1)

1. 近年進行した視神経の磨滅(緑内障)が最終段階(失明)に近づいたので、樹の塾をしばらく休塾とします。

iPS細胞による視神経の再生技術は、近年急速に可能性を開きつつあるようですが、専門家の話では「あと5年はかかる」ということなので、例によってよい方に解釈をして、「5年+α」が、休塾期間の見通しです。(眼以外の部分はすべて健康です)

休塾期間中のコンタクトについては、次の2. 3. 4. の3項目を参照してください。

2.[「樹の塾掲示板」の更新について]

この「樹の塾掲示板」は、毎年2月に更新します。何かお知らせがあるかもしれないので、もし関心を持続される方は、2月ごろに、ちょっとチェックしてみてください。

3.[「声の樹の塾」]

休塾期間中、毎月第1日曜日の午後2時〜8時くらいまでを、電話による「声の樹の塾」の日とします。メンバー(過去の参加者)で、質問、相談、お知らせ等のある人は、この時に、(090−5758−1939)まで電話をください。途中留守電になっている時は、お名前などを入れてあれば、後刻折返し電話をします。

4.[メール]

メール(m.mita.vc@gmail.com)の方は、いつでもOKです。返信欄への音声入力が技術的に少し手数がかかるので、わたしの方からの返信、発信は原則しません。が、いつも楽しく読んでいます。応答の必要な件については、前項の電話の方で。

5. それでは、「5年+α」の間、よい人生と、よいお仕事を!!

わたしの方は、海鳴りの音と陽射しの感触と森のにおいにつつまれて、思考を深め断片を蓄積しながら、再会の時を待ちます。

   

PS. 昨年の樹の塾で話をしたことの骨子を要約して、少し展開したものを、「走れメロス  思想の方法論について」として、『現代思想』2016年9月号に掲載しました。ご関心のある方は、読んでみてください。(1ヶ所誤植アリ。末尾近く「降伏」とあるのは、「幸福」の漢字変換ミスです。)


塾のマニフェストはこちら


●不具合等ありましたら、お手数ですがkinojuku2010@gmail.comまでご一報いただけますでしょうか.
その際には、可能でしたら、ご使用のブラウザおよびOSの種類とバージョンなどをお知らせください.

注1:「掲示板」という木の板のイメージが好きなのでHPのタイトルとしましたが、最近のネット用語でいう「掲示板」(BBS)ではありません。
注2:このHPは、OS:Windows7、ブラウザ:IronおよびFirefoxで作成・動作確認しています。

Topへ

inserted by FC2 system

inserted by FC2 system